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40代からの大人女性の似合わせカット
雑誌やテレビSNSで理想の髪型を見つけても、自分に似合うかどうか分からないことや美容室で上手く伝わらず失敗した経験はございませんか?
40代になると昔と違った悩みが多く出てくるので髪型ひとつ決めるのもとても大変ですよね。
まずはなりたいイメージに近いスタイルで自分に似合う髪型を見つけてみましょう。
ideaではお顔を実際に測定し数値を出しその方のお顔の輪郭やチャームポイント、コンプレックスなどをしっかりとカウンセリングをし、似合う髪型をご提案させていただく似合わせカットを実施しております。
今回はその似合わせカットの一部をidea南守谷店の染谷がご紹介いたします。
若々しく見せる
髪型は印象の9割とも言われているとても大切な場所ですので少し変えるだけで若々しく見えます。
40代女性にとって若々しく見せたいというのは大前提にあると思いますので、まずそこから似合わせカットをお伝えします。
トップにボリュームを出す
分け目がぺたんこになってしまうと一気に疲れている人のように見えてしまいます。
部分パーマをかけたり分け目を変えたりと対策法はいくつかございますが、なぜトップのボリュームが大切なのかをここでお話します。
絵で子供や若い子を描く時目を下の方に描くそうです。
人の脳が若さをそこに感じるとのことです。
もちろん現実的に目の位置は変えられないのでトップにボリュームを出すことによって目の位置が下に見えるようにするという、目の錯覚を利用して40代女性にとって嬉しいマイナス5歳を狙います。
前髪をつくる
トップにボリュームを出すのと同じように目の位置が下がって見える方法です。
額が隠れることによりお顔の縦幅が短くなり若々しく見えるようになります。
それだけでなく40代女性としてもうひとつの悩みである額のシワが隠れます。
さらに少しふんわりさせれば横から見た時に鼻が高く見えるのでこちらもおすすめです。
どうしても癖で分かれてしまう方はパックリ分かれないように流し気味にするのも良いでしょう。
白髪が目立たないようにする
40代女性にとって大きな悩みである白髪は根元1cm伸びただけで印象が変わってしまいます。
それでもすぐに伸びてしまうので少しでも目立たなければ嬉しいですよね。
営業中お客さまとお話していると、分け目や顔周りの白髪が目立つと言う声が40代女性から多くありました。
似合わせカットでの提案としては、トップを立たせたり顔周りの髪の毛を増やしたりすることです。
根元から髪の毛が立ち上がれば髪の毛同士で隠しあってくれますし、顔周りに髪の毛を増やせば頭頂部の分け目の面積が減る上に、結んだり耳に掛けた時のこめかみのあたりもカバーしてくれます。
このように分け目が左右で分かれているのと、つむじのように分かれているのでは見え方が変わります。
仕事や家事で忙しい40代女性にはうってつけの似合わせカットです。
以上のことを「若々しく見せる似合わせカット」としてご提案させていただいております。
他にも顔型などでどう見せていくか悩んでいる方もいらっしゃると思いますので、そちらにも触れていきます。
似合わせカット
先程は似合わせカットをしていく上で40代女性が最も求めるポイントである若々しく見せるポイントをご紹介させていただきました。
次はイメージ別に2つに分けてみました。「大人綺麗」と「大人の甘さ」です。
大人綺麗
先程は若々しくで次は大人という少し矛盾をしている内容に見えますが、40代女性として若作りでなく自然な若さがあり、なおかつ大人らしいというのは似合わせカットとしてもとても大切です。
そこでお顔の形により提案の内容が変わってくるのでここでもざっくりと丸顔さんと面長さんで分けます。
丸顔さん
可愛らしくみえやすいお顔の形です。
似合わせカットとしては、大人らしさを演出するために縦のラインを強調することをポイントとします。
たとえば分け目を作ることや顔周りにメッシュを入れることでラインを強調できます。
分け方はパックリと分けるよりも分け目を軽く作って流す程度がちょうど良いです。
前髪が長い方はかきあげるように分けてあげることでトップにボリュームも出ます。
更に額が見えることによって縦のラインが強調されます。
顔周りにメッシュを少し入れることで筋が出来ますので縦のラインが強調されシャープな印象になります。
小顔効果もあるので似合わせカットではよく提案させていただいております。
面長さん
元々大人っぽい印象を与えやすいお顔の形ですがより綺麗にみせる似合わせカットのポイントとしては前髪の流し方は軽めにすることと、お顔まわりの髪の毛を後ろに流すことを提案させていただいております。
お顔の形的に縦のラインは強調しなくて良いので毛流れが見えるくらいがちょうど良いです。
お顔周りの髪の毛を後ろに流すと大人っぽく綺麗に見えます。そうすることにより面長な印象も薄れつつ大人綺麗という40代女性にとってぴったりな似合わせカットができます。
流れにくい場合は弱めにパーマをかけるとブローしなくても流れやすくなるので扱いやすくなるでしょう。
大人の甘さ
ここでは10代、20代世代が求める甘さとは種類の違う40代女性らしい無理のない甘さのスタイルをご紹介いたします。
丸顔さん
可愛らしい雰囲気を出しやすい丸顔さんなのでもちろんそのままでも魅力的ですが、より大人っぽい甘さを引き出す似合わせカットは緩めの大きなウェーブをつけること、前髪に流れを作ることをよく提案します。
甘さとは柔らかい印象を与えるととても効果的で、曲線をつけることによりその雰囲気が作り出せます。
前髪に動きをつけるのも同じ原理で流れをつけることにより丸顔を強調せず大人らしい甘さが演出できます。
面長さん
綺麗めな雰囲気を出しやすい面長さんは柔らかく丸いシルエットを作るとより甘めの似合わせカットができます。
頬のラインをふっくらさせることと前髪を作ることが効果的です。
頬のラインにボリュームを出すようなカットやパーマをすると丸みを帯びて見えるので面長なイメージを払拭してくれます。
前髪も同じ原理で、額を隠すようにつくることで縦のラインが薄れ柔らかい印象の似合わせカットができます。
前髪を伸ばしている方だと切ることは難しいと思いますので伸ばした毛先を頬のあたりに切りそろえて流してあげると頬のボリュームの手助けをしてくれるのでそちらでも効果的です。
似合わせカラー
髪型で印象を変えるにはカットだけでなくカラーも重要です。
お色をざっくりと2つに分けると赤やオレンジなどの暖色系と青や緑の寒色系がございます。
暖色系の特徴は艶が出やすく、柔らかく甘い雰囲気を出しやすいです。
寒色系の特徴は透明感が出やすく、キリッとした綺麗系な雰囲気を出しやすいです。
お好きなお色を選んだり、季節によって変えてみるのも良いですね。
カラーは全体だけでなくポイントで色を変えるメッシュもございます。
明るい色をハイライト、暗い色をローライトと呼びます。
太さや本数によっては目立ちやすくすることも少しの変化を楽しむこともできます。
ハイライトは華やかに、ローライトは陰影となり立体感を出すことができます。
メッシュはカラーの変化だけでなく毛流れが見えやすくなるのでパーマが強調されたり、トップのボリュームが見えやすくなったり、小顔効果を狙うこともできます。
ナチュラルに変化を求めるのに最適です。
お好きなお色を選ぶ上で自分でなりたいイメージに近付けられたらそれが1番の理想ですが、もしも求めるお色と求めるイメージが違った場合もあります。
そういった時は理想に近付けられるように混ぜた配合をしたり、メッシュで少し近付けたりと方法は様々です。
日数が経って退色していく上で黄色味が強く出たり赤味が強く出たりする方がいらっしゃいます。
退色したお色も好みに近ければ何の問題も無いのですが、そうでなかった場合求めていない色と真逆の色をベースカラーに混ぜることで好みのお色が持続しやすくなることもできます。
もちろん退色しないことに越したことはないので紫外線予防に日焼け止めで髪の毛や地肌を守ることと、カラーやパーマでのダメージを最小限にするために薬剤選定や髪質に合ったトリートメントをすることが一番大切です。
パーソナルカラー
最近ちらほら聞くようになってきたパーソナルカラーをご存知でしょうか?
パーソナルカラーとは髪の毛やお肌目の色などその人が生まれ持った色に似合う色を指します。
例えば洋服を試着した時、実際に着てみると顔色が良く見えなかったり何となく、パッとしないなどの経験はございませんか?
それはきっと似合わない色だったのかもしれません。
髪色も同じように似合う色とそうでない色があります。
似合うカラーにするだけで肌色が明るく若々しく見えるのでとても重要ポイントです!
大きく分けるとブルーベースとイエローベースの2つに分かれます。
その中でもまた分けることもありますが、今回はこの2つについてお話していきます。
ブルーベース
見分け方は手首の血管が紫か青、白目部分が青白い、シルバーアクセサリーが肌なじみが良いなどの見分け方があります。
自分だけを見ても分かりにくいと思いますので、他の誰かと比べてみるのも良いと思います。
ブルーベースの方の髪色で似合う色は暖色は赤系で、寒色は青系が似合います。
好みや季節で染めたいカラーも人それぞれ変わると思いますのでその際にチャレンジしてみるのも良いでしょう。
イエローベース
見分け方は手首の血管が緑っぽい、白目部分がアイボリー系、ゴールドのアクセサリーが肌なじみが良いという見分け方です。
似合う髪色は暖色はオレンジ系、寒色は緑系が似合います。
同じオレンジの中でも黄色に近いものや赤に近いものもあり、明るさ暗さもあるので与える印象も大きく変わります。
少しずつの変化で気分を変えるのも良いかもしれないですね。
お色を変える時の参考になれば嬉しいです。
似合わせメイク
昔からなんとなくやってきたメイクをそのままずっとやり続けている方が多いと思います。
お客様と話していると「このままで良いのだろうか」と悩む方も多いので、顔型に似合うメイクのお話をしていきます。
どういった印象を与えたいかによってもポイントが変わってきますので、メイクによってどういったイメージになるのかもお伝え致します。
顔型を生かすのか、コンプレックスに思うのかは人それぞれだと思いますが、今回はコンプレックスに思っている方へ向けてお話していきます。
まずざっくりになりますが、メイクにはシャープで綺麗系なメイクと甘く可愛い系のメイクがあります。
綺麗系なメイクはシャープな印象を与えることが出来ますが、それと同時に大人っぽい印象になるため、面長をコンプレックスに思う方には向きません。
逆に丸顔をコンプレックスに思う方には大人綺麗になるのでとてもよく似合います。
例えば横幅を強調するようなメイクと髪型にすると面長な輪郭の印象は薄れます。
可愛い系メイクはやわらかくふんわりとした印象を与えることが出来ますが、幼い印象になるため丸顔をコンプレックスに思う方には向きません。
逆に面長をコンプレックスに思う方には大人可愛くなるのでとてもよく似合います。
綺麗系のメイクとは逆に縦幅を強調した髪型やメイクにします。
輪郭だけ変えた絵でメイクの一部を紹介します。
このようにメイクを変えるだけでも印象は違いますし、髪型を変えるとさらに印象が違います。
それでは詳しく説明致します。
綺麗系メイク
シャープな印象にするためには眉を直線的に書いたり眉山を強調したりします。
アイラインやマスカラも目の横幅を出して見えるように目頭や目尻をメインにつくることでキリッとした目元を作ることができます。
チークは頬骨から斜め上の外側に入れることで頬がスッキリとして見えるために、頬が丸々と見える方におすすめです。
可愛い系メイク
やわらかな印象にするために眉を三日月形か困り眉にします。
アイラインやマスカラは縦幅を強調するように、アイラインは目の幅かタレ目に見えるように少し下げ気味にひきます。
そうすることでやわらかな目元を作ることができます。
チークは頬骨の位置で丸か逆三角の形で入れることで丸々とした頬をつくることができるので膨らみが欲しい方におすすめです。
今回はメイクの形しか捉えておりませんが、色味を変えることでまた違ったイメージになるので試してみるのも良いでしょう。
idea南守谷店スタイリスト染谷
まとめ
一言に似合わせカット、似合わせカラー、メイクと言っても顔型だけでなく目や鼻のパーツによってチャームポイントとなったりコンプレックスとなったり様々あります。
それを生かすも目立たなくさせるのも似合わせカット、似合わせカラーの仕事のひとつです。
方法はたくさんあるので今回ご紹介したものは一部ですが、印象を変えていく上で重要なポイントとなりますのでぜひお試しください。